大学で始めたアイスホッケー。最後の大会が終わりました。
自分たちは、新チームが始まった時、チームとしての理念、モットーを考えました。大会で勝つことだけを目標にしないで、チームとしてどうあるべきかをみんなで考えました。
「全員ホッケー」これが僕たちが考えた理念でした。
大会では、結果を出せたと言えば出せたし、出せなかったと言えば出せませんでした。
でも、全員ホッケーは出来たと心から思います。
試合が終わって自然と涙が込み上げました。感動していました。
ユニフォームを着ている者は全員試合に出場しました。アイスホッケーを始めたばかりの者もでました。それはやっぱり全員ホッケーでやってきたからです。
全員が声を出して、全員で盛り上げて一丸となって試合が出来ました。客観的に見ても、上手とは言えない、技術的にはまだ全然でしたが、楽しく出来ました。
自分達で練習メニューや試合日程を組んだり大会運営をしてきました。コロナやスケートリンクの工事があって思うような練習が出来ない時期もありましたがそれでもあきらめずにみんなで頑張って来れました。
途中投げ出したくなったこともありましたが、仲間に助けられて部長を務めあげることが出来ました。
試合後、みんなと話したときに、全員ホッケーって聞いたときは最初ん?ってなったけど、今思うと全員ホッケーでやってきて良かったなと思います。と後輩たちが言ってくれました。
スポーツは結果が全て、勝つか負けるかが大事だと思われています。自分も、自分の中で葛藤がありました。勝たなきゃ意味がないんじゃないのか。でもそれよりも大事なものがあるんじゃないのか。
結果終わってみて、勝つということよりも、もっと高次元のものをみんなで考えて、それを常にみんなで信じぬくことが大切だと感じました。そうすれば結果は自ずとついてくるんだなと思います。
自分は部長として部を運営してきました。この経験は教師になった時にも必ず生きてくると思います。この経験をさせてくれたのも仲間たちのおかげです。そして色んな相談に乗ってくれた方々のおかげです。
大学でアイスホッケーをやって良かったです。本当にいい仲間に出会えました。