自分の地元である静岡県の高校野球において、議論が飛び交っています。
甲子園出場は、どの高校も目標としていると言っても過言ではありません。静岡県は春の選抜に出場するためには東海大会で勝ち進む必要があります。21世紀枠で甲子園に行ける可能性もあります。
21席枠というのは
各都道府県秋季大会で8強、加盟校が多い地区は16強入りした学校を対象に、困難の克服、マナーの模範、文武両道などを評価する出場枠。2001年の第73回大会から採り入れられた。
ものです。
記事を見ると分かるのですが、今回議論の焦点となっている聖隷クリストファー高校は明らかに結果を残しているチームであり、21世紀枠にふさわしいチームです。
しかし、日本高野連は、曖昧な選考基準で、誰が見てもよく分からない判断をして、他のチーム、しかも甲子園の出場経験が何度もある高校を選んでいます。
誰にとっての甲子園なのでしょうか。こんな馬鹿らしいことがあったら、高校野球から離れていく人は多いと思います。
子どもたちは大人のエゴでスポーツをしているわけではないし、大人のエゴで嫌な気持ちになるのは意味が分かりません。どっちの高校もきっと嫌な思いをしていると思います。
そもそも、甲子園という、上手い人だけ、1位の人だけが得をするようなものは瓦解していくのではないでしょうか。このニュースなどから疑問を抱いて、甲子園などの考え方とは違うものを生み出していく人は多くなってくると思います。