サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

成果と評価

最近すごく思うのは、教師にとっての仕事の成果ってなんだろうということです。

今までも何回も考えてきましたが、これって難しすぎる問題だと思っています。

企業だったら営業を何個とってきたとか、売り上げをいくら伸ばしたとか、どんな事業を起こしどのぐらいの人々を惹きつけたかということが成果だと思います。短いスパンでその人の成果から、その人の希少価値が分かります。

だからそのような成果を出した人が出世していくと思います。

でも教師って1年というスパンで見ていい成果ってあるようでないような気がします。

 

研究授業が面白いもので子供も見てる大人も惹きつけられたらそれは成果なのか。

運動会が何もトラブルなく終わったらそれは成果なのか。

保護者と軋轢を生まないのが成果なのか。

宿題をしっかり見てあげて、コメントを返してあげるのが成果なのか。

いじめやけんかが起きなかったら成果なのか。

子供たちのテストの平均点が高くなったら成果なのか。

 

それが成果であると考えるならば、仕事は成果を出すために行われるわけです。

でもその成果って教師個々人によって全然尺度が変わってきて、教師への評価も人によって違うと思います。

最近、人事評価を受けましたが、なぜその評価なのかの具体的なところは聞けなかったように感じます。

 

僕は、成果というのは目の前の子供たちが20年30年たった後、幸せに生きているかが成果だと思っています。でもそんな成果を待っていたら評価は到底できません。

しかし、学校というものは何を成果とするかというところがブレブレなような気もします。だからあれもこれもとなってしまい結局仕事が増えてしまっています。

教育の最終ビジョンがはっきりすれば、末端のような仕事も精査できるはずです。

 

教育を職業にするというのはとてつもなく難しいことだと考えています。