昨日の反省を生かし、個人→集団へのアプローチのかけ方を変えました。変えたというよりは、見失っていた、もともとあったものを取り戻す感覚です。
今日1日、個人に語り掛けることはほとんどしていません。そして、集団としての危機があるときは必ず全体に話します。危機は何度も訪れます。そのたびに語り掛けます。
もし僕が個人へのアプローチという手法しか知らなかったら(多分知っていても長期的には上手くいかない)身も心もズタズタになっているような気がします。僕に反抗してくる子はいますし、その子ばかりに気を取られ、ストレスが溜まっていたら必ず長くはもちませんでした。
他の先生の前ではいい子にしてるけど、自分の前だと反抗した態度をとる。それって先生側からしたらいい気分にはならないけど、人間、人によって態度を変えるのは当たり前です。その子へのアプローチだけで自分の味方につけることはなかなか難しい。できる先生もいるかもしれませんが、僕にはできなそうです。そこで集団の力を信じる。もちろん今日だけでその子にめちゃくちゃ変化があるわけではありません。でも、少なくとも1mmは変化しているのが見える。それは僕の力が作用しているのではなくて、集団の力が作用した結果です。
学校が始まり2か月がたっています。最初の2か月がめちゃめちゃ肝心で、そこでうまくいったらあとは楽といいますね。正直僕は上手くいっているとは思えません。でも失敗しながら僕も子供たちも覚えていくしかないのかなと。
ピンチをチャンスに変える。そんな気持ちで毎日を戦います。