そろそろ仕事が始まるので、職場で着る服を買いに行きました。服って結構な値段するのでかなり悩みました。何回も着るものなので長めに見ようと少し高くても買いました。こういうところでいちいち悩んでると、師が頭に浮かびます・・・。そんなところで悩むよりもっと大事なことがあるだろと。服装とかそんなんじゃなくて、教師の心で読まれると。
最近ちょっとずつですが、ビジョナリーカンパニーを読んでいます。
また、いいな、と思った言葉がありました。
一言でいえば、ビジョナリー・カンパニーの理念に不可欠な要素はない。わたしたちの調査結果によれば、理念が本物であり、企業がどこまで理念を突き通しているのかの方が、理念の内容よりも重要である。
ビジョナリー・カンパニーの理念を比べて見てみると、全部違うんですね。理念に正解があったらみんなその理念にしているはずです。でもそんなはずはありません。
だから、何が大切か。それは基本理念を持っており、それが社員の指針となっており、皆の活力になっているかどうかです。そしてことあるごとにその理念に立ち返ることができるか。立ち返ろうとするかです。経営者が理念を本気で信じ、それにそった行動を常に心がけて行動しているかです。
学校という非営利企業に翻ってみると、理念らしきものはどの学校にもあります。市区町村によってはどの学校も同じような言葉が並んでいます。
でも、その理念についてどう語るか。どのくらい語るか。どのくらい熱をもって語っているのか。そこに本気度はどれだけあるのか。
学級経営でも同じです。問題が起こったときに教師はどのような対応をとるのか。理念を持っているか。その理念に沿って行動に移しているか。その行動一つ一つを見て子どもたちは教師を信じるか、信じて成長できるかが決まってくると思います。
真剣に考えていれば、理念に書かれる言葉はなんでもいいのかもしれません。しかし、それをただの文字にしてしまうのか。それとも関わる人々の指針にしていくのか。経営者の本気がそこに表れていくと思います。