気づいたら3月31日。
今日で新任1年目を生き抜くサバイバルブログも終わりです。
あっという間でしたね。
今日はまとめを書こうと思います。
結局人間関係が大事
今、教師1年目になろうとしている人は、色んなことを心配しているのではないでしょうか。学級開きどうしたらいいんだろう…授業どう組み立てていけばいいのかな…本とか読んだ方がいいかな…なんか手帳とか買った方がいいんかな…。大きいことから細かいとこまで悩みが尽きませんね。僕も全く同じことを考えていました。でも、1年通してみて分かったことがあります。それは、全部先輩に教わろうということです。
色々な本を読んだり、事前に考えておくのも大事なことだと思います。しかし、学校によっても違うことってたくさんあります。そして1年生き延びていくには、先輩の力を借りることが必須です。自分の持てる力だけでは生き延びてはいけません。逆に言えば、自分のスキルがゼロでも、先輩を味方につければ自分にスキルを足していくことができます。
そして、近い年齢の学校の先輩の立ち居振る舞いを観察して同じようにしていけばいいと思います。そして慣れてきたら先輩よりも早く行動する。例えば昼食会で一人一人のマグカップにお茶を淹れること。入学式の準備で重いものをもつ。夏は他のクラスのエアコンも朝入れておく。他にもあると思いますが、若手としての振る舞いを忘れなければ必ず好かれます。必ず年齢が近い先輩でみんなから好かれている人はいるので、その人のことを真似していけばいいと思います。僕も思いっきりそうしました。好かれてくると、ベテランの先生から容赦ない冗談を浴びるようになります。その冗談に丁寧にボケをかませば、何かヘマをしても笑って過ごしてくれるようになります。
とにかく1年目は、授業とか生徒指導も、先輩方から教えてもらうのがいいと思います。長年の歴をもっている先輩は僕たちには見えないものが見えています。一から全部考えるなんて無理なことですし、絶対早く帰れません。貰えるものは貰う。貰う代わりに雑務をこなしたり、力仕事をする。それでいいと思います。
大学時代、ゼミの先生からこの言葉を教わりました。
「学級が荒れていても、職員室に居場所があったらやめることはない。でも学級がよい状態でも、職員室に居場所がなかったらやめてしまう。」
僕の1年、本当にこの言葉に凝縮されるなと思います。可愛いがられれば、ちょっと大変でも周りがサポートしてくれます。そしてなんだかんだやっていけます。
学校外にも繋がりをつくろう
まずは学校内の先輩方と繋がることが大事だと先ほど書きました。誰が何を得意としているのかを知ることが大事です。
そして、1年目でも余裕があるときは必ずあると思います。そういった時に、積極的に学校とは違う場所で、色んな人と出会い、話を聞くことが大事だと思います。僕たち教師の願いは、子供たちが学校という枠から外れたときに幸せに生きていってほしいということだと思います。僕はこの1年、多くの場所で色んな人に出会いました。小さいころとは景色が違います。その場所その場所でたくましくかっこよく生きている大人がたくさんいます。都会とかキラキラしている場所ではなく、地元でネットワークをつかって生きている人がいます。学校外から学校というものを見ることで、本当に大事なことは何なのかを見極めれると思います。「若さ」というメリットは、色んな人がつつみこまず教えてくれることだと思います。年齢が重なると他人から教われないことって絶対あると思うんです。1年目だからこそ、多くの人から学校の中からも外からも吸収していきたいです。
発信をしよう
この1年目が始まる前は、大学から続けていたこのブログを続けることができるか心配でした。でもやっぱり習慣になると続けていけるもんです。
発信を続けていくと何がいいか。
一つ目は、自分の行動を振り返ることができる。子供たちに振り返りをしよう!っていうと思うんですが、それって教師も同じですよね。改めて言語化することで、この時はこうすればよかった。やっぱり自分はこういうことを大事にしていきたいんだ。と振り返ることは自分の成長に繋がると思います。SNSだとフィードバックがもらえるので、なおさら他者からの見方が得れます。
二つ目は、情報が集まります。この情報は、授業に生かしたり学級経営に生かしたり教師としての生き方に生かしたり必ずできます。発信する人ほど情報が集まるっていうのは、多くの人が使っている言葉だと思うのですが、本当にそうだと思います。
三つめは、人との繋がりができる。SNSで発信をしていると、実際に生の人と会った時に、話のネタになったり、こんな人なんだと分かってくれたりします。自分がどんな生き方をしているのかというのを見てもらうことは、繋がりを生みだすのに大切なことだと思います。
教員で情報発信をしている人は少ないと思います。教員1年目は特にいないと思うので、希少価値は高いのではないでしょうか!
最後に
教員1年目は、ゴールが見えないマラソンをひたすら走らされている感覚でした。高校の野球部時代に砂浜を延々と走らされたあの感覚に近かったです。
でも、教員は思ったよりブラックじゃない!!!
休みもちゃんととれるし、長期休みはこんな休んでていいのかと思うぐらいです。心配してくれる人も多くなっているんじゃないでしょうか。地域の人と話していると、「大変だよね?」と言ってくれる人が多いってことは、世間的にも大変さが理解されているということです。安心です。やりようによっても、もっとホワイトにできると思います。
授業とか、学級経営で上手くいかなくて悩んだこともありましたが、助けてくれた人がたくさんいました。授業とか分からなくて当たり前だと思います。でも助けられる人になれば、生きていけます。
「2年目は1年目よりもグッと楽になる。でも、2年目は2年目なりの大変さがある。」先輩方がそう仰っていました。
明日からブログの名前何にしよう…
1年間、ブログを読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
教師2年目も結果出していきたいと思います!