最近は研究で部活動について現職の先生方にインタビューさせていただいたものを文字起こししているのですが、そこで気付いたことが、部活を根本的に変えるためには、学校そのものを変えていく必要があるということです。
学校が背負っている多くのものをなくすということが必要です。
子どもたち大体毎日朝8:30~16:30まで学校で授業がありそのあと部活をしています。子どもたちにとって自由な時間はほぼないに等しいです。
そこで学校で勉強をするという時間、いつもの授業の時間を午前中だけにしてみるとどうでしょうか。子どもたちに時間の余裕が生まれます。もちろん先生たちにも余裕が生まれます。
部活も教師が見る必要はありません。部活は学習指導要領で「生徒の自主的・自発的な参加により行われる」とされています。スポーツをしたい、音楽をしたい、ダンスをしたい、演劇をしたいという子は、自分たちでコミュニティを作り、自主的に”部活”っぽいことをするかもしれません。地域のクラブや部活に行きたい子はもちろん移動などもあるので余裕をもって移動し活動することが出来ます。自分達で何か町おこし的なことを企画したりするのもいいですね。
今書いていて思いましたが、別に学校の授業を午前中だけにしなくとも、最低限のことをやっていてあとは子どもたちに任せれば自然とそういう流れになると思いました。まさにN高で実現できる、していることでした。
公立の学校が変わっていかなければ、自主的に楽しくできると思った子どもたちがどんどん離れていってしまうと思いました。