部活動を地域に移行させることが教師や子どもたちにどんなメリットがあるのかを研究しています。今、その論文の最初に書かなければならない問題の所在を書いています。
部活動は問題の所在だらけです。だからどの問題を選ぶのか難しいぐらいです。
先行研究を調べみると、意外と学校を部活動に移行するのは難しいのではないかという研究が多いです。教師が学校を手放せない。その理由として教育的に意義があるから、周りの圧力などが挙げられます。外部と連携することも、連携する仕事自体がめんどくさいので、せっかく外部に移行できると思っても出来ないことが起きてしまいます。
でも難しいとばかり言っては改革は起きませんよね。教師は部活で疲弊していてその家族も疲弊しているのに、部活動は教育であって先生がやらなければと思っている人が多いです。まずは教師の意識改革が必要です。部活は学校でやる必要はないと思う人を増やしていきたい。自分は研究の調査で色々な人にインタビューしてきました。その中で部活は学校でやる必要はないと考える人の考えを多く聞いてきました。部活動顧問を拒否した人の意見も聞きました。その人たちの考えをまとめて、学校に部活は必要ないと考えることが出来るようにするには、どういった考えが必要なのかを明らかにしたいと思っています。
また、教師の視点から部活動を論じても、部活動の本当の主役である子どもたちが部活動をどう捉えているのかを見ないと意味がありません。地域で部活動をしている子どもたちが、学校で部活動すると同等のもしくはそれ以上に学べることがあれば、部活動を地域に移行していく段階は早くなっていくと思います。。
教師・子どもの視点から部活動を見ることによって部活動改革のスピードを速めていきたいです。