私は大学でアイスホッケーをやっています。
私の部活では最高学年が代持ちをします。
代持ちの同期は私も含めて5人です。
その5人でこれから部活をどのように運営していくかを話し合いました。
なぜ大学生にもなってスポーツをするのか、なぜアイスホッケーという競技を大学から始めたのかを一から考え直しました。
私がこのアイスホッケー部に入部してからずっとインカレ予選2位になることがチームの目標としてありました。
でも、勝つことだけがアイスホッケーをやる理由になるのか、私たちは疑問でした。
もし目標が達成されたとして、それで私たちに何が残るのか、ただの思い出に過ぎなくなってしまうのではないかと思いました。
そして、部活のコンセプトを考えるようにしました。
この部活ではどんなことを中心にして進めていくのか、まずはそれが大事だと考えたからです。
『全員ホッケー』
これが私たちの部活のコンセプトです。
アイスホッケーは面白い競技で、本当のチームスポーツだなと感じます。
一人だけ上手くても攻守の切り替えが早いため、その人がパックを取られたらすぐ攻められて点を取られてしまいます。
だからこそ全員が上手になる必要がある。
アイスホッケーはそもそもスケートリンクがないとできないスポーツです。
だから大学を卒業したらやる機会があまりありません。
いくら上手くなったとしてもただの自己満足で終わってしまい将来に生かすことはできないように思います。
部員全員が上手になるためにはどうしたらいいかを頭を使って考え、行動していくことは必ず全員の将来につながっていくと思います。
また、それは結果にも表れてくると思います。
将来大学生活を振り返ったときに、アイスホッケーをやっていて良かった、自分たちで考えて何かを成し遂げる経験が出来てよかったと思えるような、そんなチームにしていきたいと思います。
同期の4人は私を部長に選んでくれました。
同期は私にこう言いました。
「部長は完ぺきではない人の方がいい。ちょっと抜けている方が周りも接しやすいし、他の人が助けることもできるから。」
これから全員で成長していくことが出来るのが楽しみです。