今教育実習の代替プログラムとして10人1チームで道徳の授業案を作っています。
道徳の授業案を作るうえでとても難しいと感じる点は、「道徳には答えがない」ということです。
私のチームで行う道徳の授業の教材名は「ごまかしをせず正直に」です。
教科書に書かれている問題提起には、「うそをつかずに正直に生きることは大切なことですね。でも、気づかないうちにまちがったことをしてしまったら、どうすればよいのでしょう。」と示されています。
学習指導要領の内容には、「誠実に,明るい心で生活すること」と書かれています。
確かに誠実に自分の誤りがあったら素直に謝ることは大切ですが、嘘をつかずに社会を過ごしている人間は一人もいません。
逆に嘘をつかなかったら人間関係がこじれたり、社会で生きにくくなってしまう可能性があります。
その正直にしなければいけないと正直にしなくてもいい時の線引きが非常に重要であり、難しいところです。
したがってそこの子どもたちなりの納得解を授業の中で見つけていくことが出来たらいいなと感じました。
最近、北野武の「新しい道徳」という本を読んだこともあり、道徳について考えさせられています。