サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

組織をフラットに

 僕は部活で部長をしている。僕が所属している部活は監督がいない。

 僕はこの組織をまとめる時にフラットを保つということを意識している。

 何がフラットかというと、例えば練習の時、ゴール、パックの準備、片付けその他諸々の準備片付けを先輩後輩関係なくやるということである。

 僕は先輩後輩の上下関係は正直いらないと思っている。上下と書いてある時点でフラットではない。

 挨拶も先輩にはするものだと社会通念としてあるが、後輩に挨拶をするという社会通念はない。僕はそれがよく分からない。少し何年か先に生まれただけでえらそーにして後輩や年齢が下の人には挨拶をしない人をたまに見る。後輩の挨拶に応えない人とか。なんでちょっと早く生まれただけで偉いか偉くないかが決まってしまうのだろうか。

 僕はそれが嫌だから準備とか片づけは全員がやることを自分がまず意識して組織にも伝えている。自分が使うものを準備しないで練習をしたくない。人が準備したものの上に自分の上達ができるはずがない。

 自分も下っ端の時にそうやってきたから後輩がやるのは当たり前だと思う人もいるかもしれない。でもそれはもともとおかしいことである。自分が変えていかなければならないと思う。

 試合に全く出れない選手だったり試合に出る選手の為に試合、練習の補助しかほとんどしない選手がいる組織がある。試合に出ている選手はそういう選手に「ありがとう」と伝えているか。下手くそだから補助して当然と思っているか。この考え方の違いだけでも全く違う。後者で考えている組織は結局最後で結果を出せずに終る。まずそもそも試合に出れない組織を作っている時点で違うが。

 組織がフラットだと多様なアイデアが出てくる。先輩は怒られたり指摘されることが少なくなる。でも本当は気付かない、気づけないことがたくさんある。後輩とフラットな関係にあると指摘してくれることが多くなる。これは自分にとって組織にとってプラスにしか働かない。

 組織をフラットにすることはいいことしかないが、それが上手くできない組織はたくさんある。それは上の立場になったときに偉くなることに快感を覚えていているからだと思う。それはただの自己満でしかない。

 上下関係なんてくそくらえだ。