本当の貧困の話をしよう 石井光太
前、研修で教育センターの図書室にあり立ち読みしたところビビっときたので、高久書店でお聞きしたところ文庫版が出てるのこと。
即購入して読んでみました。
正直、読んでいて、辛いところも多かったです。
自分がどれだけ恵まれて生きているのか。
教師をしていると、自分がどれだけ恵まれた家庭で育ってきたか分かると思います。
本当に考えると辛い。
だからこそ僕たち教師にはやるべきことがあると思います。
本書にも度々出てきますが、人との繋がりが薄いせいで問題に巻き込まれたり、助けを求むことができなかったり、助けられなかったりすることが多いわけです。
世の中にある様々な問題は、その人たちだけの問題では決してない。社会全体が影響して、被害を被ってる人がいて、周り回って私たちも被害を被っている。
被害者は加害者でもあり、加害者は被害者でもある。
貧困問題を解決しようとすることは、自分たちにとって得なんです。
本書に出てくるマザー・テレサの言葉。
「もしあなたが100人の人に食料を与えることができないのなら、ただ1人の人に与えなさい」
僕にとって、今目の前にいる子供たちを救うことが責務です。