サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

先輩

仕事において、大事なのは、”先輩”だと思います。どういう先輩かで自分の人生は変わると言ってもいいぐらい、先輩の存在は大きいと思います。

僕の学校は小さい学校で、一つ上の先輩は一人しかいません。

その先輩は、仕事が本当に早くて、どんな仕事も先にやっているような人でした。自分が分からなくて困っているときもサポートしてくださいました。

そして、とっても謙虚でした。どんな人にも”ありがとうございます”とお礼を言いますし、礼儀を必ず忘れません。

自分もそんな先輩の背中を見て、やらなきゃなと思うことがたくさんありました。人として素晴らしい人でした。

プライベートでもよくしていただきました。サウナが好きで、一緒に何回もサウナに行きました。ご飯もよく連れてってくれましたし、呑みにもよく行きました。先輩の実家にお邪魔してご馳走をいただいたこともあります。

今日の朝も、サウナに行って朝ラーメンを食べてから一緒に出勤しました。

 

先輩にはなれないけど、先輩のように振舞うことは自分の努力でできます。本当にこの先輩に出会えてよかったと心から思います。

二度と会えなくなるわけではなくこれからもプライベートでの付き合いはあると思いますが、同じ場所で一緒に働けなることが残念で仕方ありません。

 

自分にはまだ後輩はできませんが、先輩がしてくれたように、後輩にもしていきたいと思います。

大切なのは、”人”

どこの職場でもそうだと思うが、結局一番大切なのは、”人”だと思う。

一人ひとり違ったクラス、分掌を任されている。みんなそれをやってのけて、さばいていくが、もし病気で倒れたり、学校に来れなくなったりしたら、回らなくなってしまうのは事実。

アリの集団の2割は、いつもは働かないけど、いざみんなが困った時に働くアリがいるというが、今の教員集団に余裕の人は少ないんじゃないか。みんな手一杯だから、いざというときに、どんどん疲弊が伝染していく負の連鎖が続いてく。そんな学校もあると聞く。

少子高齢化で働き手が不足している現在、現場で働いている”人”を最も大切にすることが、子供たち、社会をよりよくしていくのだと思う。みんなが今のまま働けていることを当たり前だと思ってはいけない。

教科書改訂に伴って、古い教科書をまとめて処分する作業を何人かで行うが、大変な上時間がかかる。みんなでやれば早く終わるのだか、そもそも人が少なくなっているうえに、業務量は減らないため、なかなか終わらない。

 

でも、こういう時ぐらいしか定時で上がれない。定時で上がって、日が落ちる前にランニング!きもちいい!

2年目で大変だったこと

教師2年目で大変だったことは、分掌業務だ。

2年生→5年生だったため、教科が増え持ち授業数も増えたためそれだけでも考えることが多い中、主なもので、「情報教育」「特別活動」「通学班」「書写」という分掌業務があり、その対応に追われる日々でもあった。

事務的な作業も多いため、精神的にも楽しんでやることができないものもあり苦痛だった。

初めてやることばかりで、やったことがある人ならすぐ終わることも時間をかけてしまうことも多かった。先輩に聞きまくってやってのけた。

しかし、そういう事務的な作業も学校全体を動かす仕事も、やっていくと自分がレベルアップしていくと感じる。そういう仕事も学校を支えていて大切な仕事だと思った。

でも大変は大変!減らしていくことを考えないと、もっと大変になってしまうな。

先生は怒るだけじゃだめ

今年度は、5年生の担任をしました。自分の中で5年生という学年は、自分が小学校時代でも一番楽しかった記憶がある学年でした。宿泊体験も、自分が小学校時代行ったところに行き、懐かしい思い出と、子供たちとの新しい思い出ができました。

担任した子に言われた言葉があります。

「先生は怒るだけじゃだめだよ。怒るだけならだれでもできるじゃん。」

その子に怒った時に、泣きながら言われました。

正直、この1年何度も怒りました。それ以外の方法を見出せなく、感情的に起こったことが何度もあります。

子どもが言うように怒るなんてだれだってできることです。でも未熟で力不足な私はそれしかできないなんてこともありました。

その子がくれた言葉は、これからも心に残り続けると思います。

その子は最後の日に手紙をくれました。この1年で楽しかった思い出や怒られたエピソードを書いていました。

怒っても心が離れなかったのは、未熟ながらも本気で向き合ってきたからだと思っています。

子どもが教えてくれたことを、大切にしていきたいです。

終わり

大学で新潟に行って、帰ってきて、住んでいる市とは違う市で先生をやって、今の子供たちの先生をやっている。

「一期一会」なんだな。

この1年、子供たちから学べたことがたくさんあった。全てのことに意味がある。

明日は、感謝をして、締めくくろう。

2割は知らなくていい?

集団における2割のイノベーターを育てる。
その2割を把握している必要があると思っていた。
しかし、自分が2割だと思っている子に自然とプレッシャーを与えている可能性もある。
誰がイノベーターで誰がラガートなんか知る必要もなく、集団全体に語り掛ければ良いことを知った。
また一つ考えていたことがクリアになった。
#オンラインゼミ