サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

映画『寄生獣』に込められた深いメッセージ

 映画『寄生獣』を始めて観ました。

 

寄生獣

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寄生獣 完結編

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0175USF1S/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 アマゾンプライムでなんとなく観てみようと思って最初観ていたのですが、グロくてちょっと怖かったです。

 しかし、ただグロい映画ではないと思いました。色んなメッセージが込められている映画だなと感じました。

 人間の強さと弱さ、そして地球の環境問題、そういったメッセージを私は受け取りました。

 作中に何度も出てくる言葉、「人間が半分になったら燃やされる森の数も半分になるのだろうか」

 今SDGsなどの環境を地球を守ろうという取り組みが世界中で起きています。人間は成長を求め多くのものを犠牲にしてきました。日本はとても恵まれている国ですが、その恵まれている背景には、多くの人間も犠牲にしてきています。 

 寄生獣とは一体誰なのだろうか。人間を殺している寄生生物なのか。いや。人間を殺しているのは寄生生物なんかではなく、私たち人間かもしれない。

 主人公が、自分の右手に寄生した寄生生物に対して「悪魔」と呼ぶシーンがあります。しかし、その寄生生物が悪魔は人間だと言います。「悪魔というものを調べたが、悪魔にもっとも近い生物は人間だと思うぞ。人間はあらゆる生物を殺し食っているが、私たち寄生生物は人間しか食べていない。」

 確かに私たちは肉も魚も食べ、虫を殺しています。そして遠くの人間の命も見捨ててしまっているのかもしれません。

 人間VS寄生生物という構図になっていますが、もっと深い深いメッセージがあり、人間そのもの、環境問題に対して考えることが出来る素晴らしい作品です。

 原作のマンガは自分が生まれる前に出されたものであり、映画は数年前に出されました。観てよかったです。自分事として考えていかなければいけません。