少し前の懇談会では、保護者の方一人ひとりに喋っていただきました。
一人ひとり僕に何かを言うのではなく、他の保護者の方に向けて話していたのが印象的でした。
「今まで人の前で話すことができないぐらい恥ずかしがり屋だった我が子が、普通にみんなの前で話している姿を見れて驚いた。」
「放課後も色んな友達と遊ぶようになったり、昼休みも遊ぶようになったと聞いて、子供の世界が広がったと思う。」
「毎日学校が楽しいといって帰ってくる。学校に行きたくないと言うことはない。」
このようなことを話す保護者の方が多くいました。
もちろん、僕に対してもっと不満はあると思います。みんなの前で話すので、そういったことは話すことができない人はいらっしゃったでしょう。でもこのプラスのコメントは他の保護者の方にも僕にとっても有難いお言葉でした。
勉強を通じて仲間が増え、素の自分をだせるような空気を少しでもつくり出せたのかなと思います。
そもそも社会に出て何も知らないような若いお兄ちゃんに自分の子供を預けるしかなく、それでいて温かく見守っていただいたことに感謝しかありません。
教師1年目で担任させていただいたこの子たちのことは一生忘れないだろうし、あと残りわずかですが、全ての子供が幸せに生きられるように精一杯やらさせていただきます。