サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

何を大切にするか

算数の授業。

 

『学び合い』

 

かけ算の九九を勉強している真っ最中です。

ある子が分からない問題で悩んでいました。

そしたら、別の子が、「○○ちゃん、あれが分からないから分からないんだ!」と大発見をしたような声ですぐさまその子のもとに飛び込んでいきました。

必死に手も使いながら教えている様子を見て、子供たちってすごいなと思いました。

 

教師をやっていると、あれも教えなきゃいけない、これも教えなきゃいけない、あの子はこれが分からない、あの子はあれが分からないと、自分で何もかも背負おうとして結局背負いきれていません。

人によって分からないところは違い、それも多くのことを学校で学ばなければならないとされていると、教師一人で全員を分からせることは不可能です。

しかし、子供集団を信じ、多数で多様のネットワークを駆使すれば、全員ができるという状態に近づくことはできます。教師一人でやるよりもはるかにましです。

 

でも結局は、全員ができることが大切ではない。”頭を使い””関わり合い””折り合いをつけて”全員ができることを目指して行動することが大切なんだと思います。

九九はたしかにできた方がメリットがあると僕も感じている。しかし、本当にこの世界に生きる全員にとって九九は必要なのか?九九を教師が教えることは果たして重要事項なのか。僕はそうではないと思います。

 

昨日から、大学のゼミの動画をYouTubeで見直しています。筋トレと同じで、学ぶのを止めると、パフォーマンスが落ちます。もう一度原点に立ち返ろう。