サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

一人も見捨てない

僕に向かって心無いことを言う子がいます。

「先生の授業くそつまらん」

「隣の○○先生が担任の方が良かった」

「やる気にならん」

しかも授業中にみんなに聞こえる声で言います。

そして僕が一言うと「へ~~」「はいはい」と絶妙に僕の気分を落とすように合いの手を入れてくれます(笑)

他の先生にもメンタル大丈夫?と言われます。

まあ一瞬気分を落としたりしますが、僕はそこまで落ちこみません。多少はイラっとしてしまいますが(笑)

結構毎日ほんとにきついこと言われますが、僕はそこまで気にせずに、メンタルもやられずにできています。

なぜなら、集団をリードする2割の子には僕の思いが届いていると信じているからです。

子供の立場だったら、普通はそういった子から距離を置きます。近寄りがたいと思います。

でも、一人も見捨てないことは得であるということが分かっている子は、その子とも折り合いをつけようとして動いているのが分かります。

 

僕がこれからしていかなくてはならないのは、その子が、この集団が、来年も再来年も5年後も10年後も30年後も繋がっていけるようにしていくことです。僕にいくら心無い言葉を言っていたとしても、集団がその子も見捨てずに繋がっていればOKだと思います。でもどこかでそれをやめる日が来ると思います。それはその子にとっても絶対に損なことなので、集団がもっと作られていけば自然となくなると思います。だからまだまだなんだと思います。

 

 

でもまあ結局子供は子供です。僕もですけど。

僕の前でとびっきりいい笑顔を見せる時もあります。手をつないできたりなど甘える時もあります。1日の中で波があります。

でもその子がどんな不安を抱えているのか、なぜそうしてしまうのか。それを分かることはいくら時間をかけても無理だと思います。無理です。

 

僕はその子がいくら心無いことをいってきても嫌いになることはありません。その子が幸せになるためには、「一人も見捨てない」集団を作ることに他ならないと考えています。

そしてそれが僕にできる「一人も見捨てない」ことだと思います。