サバイバル教師日記

教師3年目 日々の挑戦を書きます。

先生が言った言葉

今日もテレビではサッカーをやっていますね。

先週、初任指導の先生にこの中から読みたい本を選んでいいよ。もしよかったら読んでみな。と言われて、読んだのがこの1冊。

この本が売れた時代、長谷部誠選手が日本代表選手として活躍していた時代僕は小学生でした。

小学校の時は朝登校してサッカー。中休みの時間にサッカー。昼休みにサッカー。放課後、家に帰ってランドセルを置いて、もう一回学校に来てサッカー。別に僕はサッカー部ではありませんが(ほんとは野球部)、当時は朝から晩までサッカーをしていました。そのぐらいみんなサッカーが好きでした。

2010年サッカー南アフリカワールドカップが行われた年に僕は4年生。学校ではW杯の話で大盛り上がり。あいつは選手に例えると長谷部だよね。闘莉王だよね。とかで盛り上がっていました(笑)

盛り上がっている最中、パラグアイ戦で、元ジュビロ磐田の駒野選手がPKを外してしまい負けてしまった記憶が残っています。しかし、僕がもっと鮮明に記憶に残っているのは、当時の先生の言葉です。

負けた次の日には学校で駒野選手に対してのバッシングで逆に盛り上がっていました。

それを聞いていた先生は、

「じゃあ自分がそこにいたらゴールを決めれていたの?自分ができないくせに人のことを悪く言うな。」

そっくりそのまま言ってはいないと思いますが、そのようなニュアンスでした。

僕たちには返す言葉がない。

長谷部誠選手の「心を整える」という本を見たときに真っ先にこのことを思い出しました。

本の内容とはずれてしまいますが、先生が言った言葉というものは大人になっても思い出すものであり、心に焼き付くものです。自分も子供たちに言った言葉が、その子の心にずっと残っていくものなのでしょうか。何気ない一言がその子を救うのかもしれない。あるいはよくない影響を与えてしまうのかもしれない。自分の芯がぶれなければ言葉もぶれずに子供たちに届けられると信じ、教師の影響力というものを感じながら過ごしていけないと思いました。