サバイバル教師日記

教師2年目 日々の挑戦を書きます。

甲子園がなかったら今の大谷翔平は生まれなかったのか

 今、メジャーでもメディアでも日本の大谷翔平選手が大活躍しています。野球の技術だけでなく人間性も評価されている大谷翔平選手はまさにみんなの憧れです。昨日もテレビで大谷翔平選手の特集をやっていました。

 大谷翔平選手についてこんな記事を見つけました。

大谷・筒香…一流野球選手はどう生まれた? 原点に迫る - 高校野球:朝日新聞デジタル

 記事の引用から、「野球を嫌いになったことはないです。ずっと好き。その中でも野球を始めた小学校のころが一番楽しかった。水泳も習っていたから、平日のうち2、3日は水泳、土日が野球という感じでした。中学時代は勝てなかったので楽しくなかった。高校2年はけがで投げられず、つまらなかった。3年の春は甲子園に出ましたが、それでも野球を始めた頃の方がおもしろかったかな。一番うまくなる時期だし、勝敗を気にせず、単純に楽しんでいましたから。「楽しい」って大事だと思います。今も、単純に野球が楽しいです。」と大谷翔平選手は述べています。

 僕は一つある疑問が浮かびました。大谷翔平選手は”甲子園”がなかったら、今の大谷翔平ではなかったのかと。甲子園だけに限らず全国区のトーナメント形式の大会がなかったら大谷選手は海外で活躍できるような選手にはならなかったのか。

 大谷翔平選手の出身校の花巻東高校は甲子園の常連です。大谷翔平選手は日本の野球のトップの場にいれたからこそ、自分自身を伸ばしていくことが出来たと考えることもできなくはないです。トップレベルの人たちと切磋琢磨することが出来たからもっと上手くなれたということもあるとは思います。

 しかし、競争社会で生きてきたからこそ今の大谷翔平選手があると言えるとも限りません。大谷翔平選手は高校生で160キロの球を投げましたが、甲子園で一番にはなれていません。日本の大会で一番になることが世界で活躍できることにつながるとは言えないことは自明です。

 記事にもありますが、野球を始めた時が一番楽しかったと言っています。そして今現在メジャーで活躍している時も”楽しい”を原点に活躍していると思います。この楽しむ気持ちが大谷翔平選手を突き動かしているだけなのではないかと思います。

 みなさんはどう考えるでしょうか。