学校現場で「不適応生徒」とという言葉を先生から耳にした。
その言葉にとても引っかかった。
朝の会議で生徒指導案件について話している時だった。不適応生徒についてどう対応するかの話だった。
不適応生徒と、陰でレッテルを貼っているのはいかがなものか。ゴーレム効果で生徒はますます学校やクラスに入りにくくなってしまうのではないだろうか。
そもそも不適応とは何なのだろうか。教師の話を聞けないということか。クラスに入って授業を受けることが出来ないということか。
学校という枠組みに適応できないから不適応。学校という価値基準で生徒を縛っているだけなのではないだろうか。その生徒が学校に不適応だからと言ってその子の人生の価値は決まらない。
教師はそういった名前を付けて子どもたちを見てはいけないと思う。すべての子どもたちを学校に適応させることが教育ではないと思う。