自分のクラスではどうやっても勉強しない場合は、異学年の『学び合い』がとても有効だと『学び合い』の本にも書かれています。また、『学び合い』を実践している方もそうおっしゃっています。
異学年『学び合い』というものを聞いたときに疑問に浮かんでしまうことが、「異学年でやる場合って課題はどうするの?」ということです。
この疑問はよ~く考えると、とてもばからしいことに気がつきます。
しかし、私もそうでしたが、この疑問を瞬時に思いついてしまいます。
なぜこの疑問を思い浮かんでしまうのでしょうか。
それはやっぱり、学校が全員が一緒に同時に同じことをやらなければならないという固定概念にとらわれているからだと思います。
休み時間、数学の勉強をしている時に友達に社会の勉強を教えてと言われても「ごめん、今数学勉強してるから」とは言いませんよね。
職員室内でもそのようなことは起きていると思います。
でも授業ってなってしまうと全員が同じことをしなければいけないというバイアスが勝手に頭の中で作動してしまう気がします。
『学び合い』は高橋尚幸先生の「流動型『学び合い』の授業作り」にも書かれているように、全員が一緒に同時に同じことをしなければいけないという考え方ではありません。
全員が一緒に同時に同じことをしなければ子どもたちは学び合わないということは一切なく、それは私たちが身を持って体験していることだと思います。