無配慮
去年は低学年で今年は高学年なので、社会、理科を新しくもっています。
社会のワークシート作りは大学時代丁寧に教えていただいたので、その経験が生きており、ちゃちゃっとワークシートを作れることも多いです。
そして、教師が一つずつ説明していくよりも子供たちが互いに協力し合いワークシートをつかって進めていく方が、はるかに効率もいいし、子供たちの頭も回転します。その先に繋がりが生まれます。
教師が授業の内容を説明しないということは、子供たちの学びへの配慮が足りないように思われます。地図の穴埋め問題を埋めるために何を使ってどうすればすぐ答えに辿り着くかは分かりません。教師が教えればすぐに答えは見つかりますが、あえてそこでヒントを与えないことで自分たちで探し、自分たちで答えを導こうとします。あえての無配慮が子供達を伸ばすと思います。
もし教師が説明するとしても、一人一人にあった理解のしかたは異なります。その理解のしかたを模索するのは子供たちです。
ワークシート一枚を使った1時間でも、シンプルかつ最強の関係づくり、学びづくりができます。
100点会議
子供たちの動きを見ているととっても面白い。
最初は消しゴムで遊んでいるように見えても、ふとした時に学びに向かっているということがよくある。関わりの中の化学反応で起きていることだと思うけど、もし僕が途中で注意していたらおそらくそれは起きていない。注意して直ったとしても持続可能とはいえない。
テストで100点を取れたら日本一幸せだと言って、授業では100点会議が行われる。算数の問題一つとっても考え方はいろいろある。クラスの人数の知恵をもってすれば自分にあったやり方がみつかる。自分のおかげで分からない子が分かるようになればこの上ない幸せを感じる。
学び合う集団に少しずつ近づけているかなと思う。
でもまだまだこれからだ。